秋
                                                        映画 「劔岳  点の記」       紫陽花




ガクアジサイ



自然のなかでみる
美しいと厳しいは
おなじもの

二つがあって
心の深いところに 感動を呼び起こす






「劔岳 点の記」の映画の試写会をみて。

2009  6/11 福岡 サンパレス

監督  木村大作
出演 浅野忠信 宮崎あおい 蟹江一平 他 



劔岳(富山県上市町 立山町)
北アルプス
立山連峰





原作 新田次郎の本は、読んでいないし、劔岳は行った事がない。
日本アルプスのどこかにあるらしいくらいのあんまり関心がなかった映画。


標高2999mの山頂まで、CG、空撮無しの撮影には、少し興味があった。

試写会 前日、TVであったメイキング 「撮影の軌跡」 で
長くて重たい丸太棒を4本担いで登っていた一人のスタッフの姿を見て、心は一転。


雪渓のマイナス40度の厳しい寒さのなかを
スタッフ皆、一人30kgの機材を背負い山頂に向かう。
俳優も自分のものは自分で運ぶ。

過酷な撮影状況の中で生まれた「劔岳 点の記」の映画を見たくなった。


人間の目線で見た本物の自然こそが、人の心を打つ。
その方針のもと、撮影現場まで全員で黙々と歩き黙々と撮影をこなす。
                       木村大作 監督


運良く試写会の券が手に入った。

会場に着くと長蛇の列。あっという間に満席となった。

「今日は誰か一人は、山の友にあえるね。」とHaruと話していたら
嬉しい予感が的中!
後ろから「Haruさん。Hiroさん。」と声がかかり
振り向くと 「あ〜 タクさん!!」 とビックリ。
佐賀からはるばるとと福岡にやってきた。

その後 待ち合わせのGENさんが来た。






さて
映画の評論はできないので、見て得たもの感動を一言。



山の景色が多くて単調になりそうなところ
宮崎あおいさん登場で和やかな感じに!


CG、空撮無しの映像は素晴らしく、一緒に登っているような気がした。


ストーリーは、
明治時代。陸軍の命令で地図作製のための測量調査。
三角点を刻むために登る。

しかし
前人未踏の山頂を、陸軍が最初に踏むという本来の目的があった。

結果は・・・・・・・・・・・・・。



「何をしたかでなく、何のためにしたか」と言うセリフがある。
この映画のテーマと思える。



何のためにとは

何かの目的の為であって

自分と言うものがない

プライドや名誉など一切ない

謙虚な姿に尊いものが見えてくる









                   ・・・・・・・・・・・・・・・・・とそんなことを考えさせられた。


上演が終わり。
静まった会場に明かりが灯った途端






「ヨー寝とった〜」 とGENさん
相変わらず 面白い人だ!





会場の様子は、タクさんがとても詳しく書いておられます。








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