秋




オケラ(朮)               「うけらが花の 色に出なゆめ」







キク科 オケラ属 多年草


福岡にて

2011 10/10



きれいに刈り取られ 年々減少しています。





撮影をしているうちに、2種類の花があるのに気づいたのですが
どうも雌雄異株のようです。





雌花


雌花
葉の縁は、 ギザギザの鋸歯



どちらが雄花か雌花かわからなかったので
調べると

シベの柱頭が 2裂してるのが雌花。

花に 丸みがあります。





草丈は 80cm前後


日当たりのいい林道に咲いていました。











こちらは シベの先が割れてないので

雄花のようです。

見た感じ
元気よく 男らしい。








雌株


山道では 目立たない花です。
開花後すぐは、とても清楚な感じ。






姿を見ると、
万葉集に歌われた由縁がわかります。



「恋しけば 袖も振らむを武蔵野の うけらが花の 色に出なゆめ」

意味は
恋しかったら 袖を振るくらいで うけらの花のように 心を顔にあらわさないように(目立たないように)してくださいね。

(うけらの花は、オケラのこと。)





今時のお嬢様方

こんな

秘めたる恋心もありですよ〜。

 














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山草花